図情メディア研究科パンフレット2015
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 逸村研究室では大学図書館、情報環境と高等教育機関に関わる情報活動を対象に研究活動を行っています。電子情報環境が急速に進展し、高等教育機関が左記に見られるような多様な環境の変化におかれている今日、様々な活動を支援するために大学図書館及び学術情報基盤は幅広い活動が求められています。大学図書館の学習・研究支援、社会貢献 今日の情報環境下において、大学図書館は「館」に閉じこもったサービスだけではその目的を達成することはできません。ボローニャプロセスに代表される国際的な高等教育状況の変貌にどう対応するか、電子ジャーナルや電子ブックをどのようにサービスに取り入れるか、機関リポジトリ構築を通じて大学のアカウンタビリティをどう高めるか、利用者の情報利用行動に対応した効果的なサービスの提供、これらはどれも現代大学図書館の課題です。さらにシリアルズクライシス、オープンアクセスといった学術情報流通の課題に対応することが求められています。現在の研究課題 オープンアクセス運動と機関リポジトリの展開とその利用実態、ラーニングコモンズに関わる運営と評価指標、大学図書館機能の高度化と経営問題、そして情報利用者の探索行動等をテーマに研究を進めています。関連して図書館及び大学諸活動評価の問題、情報リテラシーの動向、物理的な資料情報源の保存、情報専門職の問題を研究課題としています。31教育研究分野逸村研究室学術情報基盤としての大学図書館に関する研究研究の活発化・論文量増大教育の実質化外部資金増強・財政緊縮大学の国際競争研究力競争留学生増加ボローニャプロセス大学のあり方の見直し高等教育機関情報通信技術全球化英語化少子・高齢化生涯学習地域貢献財政危機アカウンタビリティ

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