図情メディア研究科パンフレット2015
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教育研究分野40情報メディア開発分野研究対象 ネットワーク情報化社会の進展によって、私たちは非常に多くの情報を、多様な形態で発信し、流通させ、利用するようになりました。情報メディア開発分野では、さまざまな情報メディアを利用してネットワーク情報環境をより先進的なものとし、私たちの生活をより豊かなものにすることを目的とした研究を進めています。本分野では、各種メディアを利用した情報表現技術と表現物の制作方法に関する領域、各種メディアを介した人間とシステムのインタラクションに関する領域、人間の視覚や認知に関する認知心理学領域、音楽や音声、画像などをコンピュータで分析・認識する認知科学領域、ネットワークメディアを利用したサービス創出に関する領域、ネットワーク上での効率的な情報流通、管理、利用に関する領域など、多様な研究領域をカバーしています。人材育成方針 情報メディア開発分野では、個々の学問分野での研究を発展させると共に、それらを学際的、統合的に学べる環境を提供しています。研究室は概ね数人程度の少人数構成ですので、指導教員の元で、専門分野における深い知識と研究遂行能力を身につけると共に、問題発見能力・問題解決能力など将来にわたるスキルを習得できます。進化した情報化社会で十分に役立つ先端的知識や技術を身につけることは、大学学部レベルの4年間だけではなかなか困難です。大学院では、先進技術を深く理解し、自らの研究テーマとして進展させる能力を習得した、情報化社会の将来を担う人材を育成します。教育研究分野井上 智雄Tomoo InoueHCI,教育工学, 知識科学コンピュータやセンサがどこにでもある高度情報環境における、人のコミュニケーションや協同の仕組みの理解と、それに基づく、遠隔協同作業、協調学習、コミュニケーション、コンテンツ作成などの、知的活動や健康な日常生活に役立つ仕組み・インタラクション環境の研究を進めている。▼授業科目ヒューマンコンピュータ・インタラクションコミュニケーション環境技術研究川原崎 雅敏Masatoshi Kawarazaki情報通信ネットワーク実社会と仮想社会を融合する新たな環境を構築するユビキタスネットワークを対象に、社会に役立つ研究をめざしています。1)Mobile-Health:在宅医療支援システム、2)ネットワーク連携型クラスターコンピューティング方式、3)トラヒック変動に適応する迂回パス設定制御方式、等の研究を行っています。▼授業科目ユビキタスコンピューティングネットワークコミュニケーション基盤研究小川 恵司*Keiji Ogawa情報表現技術出版系の事業領域において組版処理を中心としたCTS(Computerized Typesetting System)全般の技術開発に従事。現在は総合研究所においてEビジネス領域の研究開発を担当しており、主に次世代情報端末などを対象としたテキスト系の表現技術の研究開発を行なっている。▼授業科目メディア技術特論情報表現システム技術開発研究杉本 重雄Shigeo Sugimotoディジタルライブラリ,ディジタルアーカイブネットワーク時代における知識と情報の共有基盤として重要な役割を持つディジタルライブラリに関心を持つ。その中でも、特にメタデータに関して関心を持ち、XML等のWWWの基盤技術を利用したメタデータのためのシステムの構成方式や、ディジタルライブラリやインターネット上でのメタデータ応用システムの研究を進めている。 ▼授業科目メタデータコンテンツ流通基盤技術研究(*は連携教員)加茂 竜一*Ryuichi Kamoデジタルアーカイブとメディア表現高度な画像処理技術によるVR表現技術など、将来の様々なメディア表現手法やデバイスに高品質に応用しうるデジタルアーカイブを、コンテンツ表現の視点から考察。素材となる作品が持つ広範な情報を、適切なメディアによって保存・公開するための手法を、実践の蓄積をもとに研究を進めている。▼授業科目メディア技術特論画像情報表現メディア応用基盤研究金 尚泰Sangtae Kim芸術・デザイン学、コンテンツ制作コンテンツ開発に必要とされるデザイン表現・CG関連先端テクノロジーの応用に関する研究。企画・制作のための造形表現やデザインのあり方を探求する。コンテンツとしての表現可能性を広げることを主な研究テーマとし、ダイナミックでインタラクティブな情報表現について、表現理論・技術などを芸術・デザインの観点に基づいて制作する。▼授業科目情報デザイン情報メディア開発特別研究Ⅲ※平成26年度の教員組織構成を基にしています。

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