図書館情報メディア研究科パンフレット2016(日本語)
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教員組織28情報と人研究領域 研究の対象は情報と人間のインタラクションです。人間を理解するための、あるいは、人間の行為を拡張するための技術なども研究対象です。教員組織井上 智雄Tomoo Inoueソーシャルコンピューティング, HCI, 教育工学, 知識科学コンピュータやセンサがどこにでもある高度情報環境における、人のコミュニケーションや協同の仕組みの理解と、それに基づく、遠隔協同作業、協調学習、コミュニケーション、コンテンツ作成などの、知的活動や健康な日常生活に役立つ仕組み・インタラクション環境の研究を進めている。▼授業科目ヒューマンコンピュータ・インタラクションコミュニケーション環境技術研究岩澤 まり子Mariko Iwasawa情報組織化論, 情報探索論データベース資源の特徴を、情報の蓄積および検索の両面から明らかにし、情報資源としての活用について研究を行っている。具体的には、利用者による情報要求、情報検索の機能、提供する情報、情報の蓄積法等を検討し、医療情報、レファレンス経験および特許情報を用いて、情報提供モデルを提案している。▼授業科目情報学特論情報活用データベース資源活用研究于 海涛Haitao Yu 知能情報学, 図書館情報学, インタラクティブ情報検索情報オーバーロードとビッグデータの時代に直面して、新技術は我々の生活の需要を満たすために情報アクセスにとって不可欠である。インタラクティブ情報検索の技術はユーザとの交互を可能にし、適応検索結果を提供する。本質的には、コンテキスト駆動型情報検索と見なすことができる。コンテキスト情報は以前に提出されたクエリ、インタラクティブな動作等を含む。ファイングレインの問題は、ユーザの意図識別、行動の理解、適応的なアイテムのランキングを含む。▼授業科目テクニカルコミュニケーション三波 千穂美Chihomi Sannamiテクニカルコミュニケーション, 知識情報学テクニカルコミュニケーション基礎教育において扱われるべき知識・技術、専門職であるテクニカルコミュニケーターが習得すべき知識と技術、さらにそのカリキュラムおよび育成システムについて研究を行っている。鈴木 佳苗Kanae Suzuki社会心理学,教育工学,社会情報学メディア使用が児童青少年の発達に及ぼす影響、メディアを用いた教育実践とその効果などに関する研究を行っている。メディアには、図書、インターネット、テレビ、テレビゲームなどが含まれる。メディア使用の影響については、学力的側面と対人的・心理的側面について広く検討している。▼授業科目メディア教育メディア影響研究佐藤 哲司Tetsuji Satoh情報アクセス論,データ工学情報ネットワーク時代の本格的な到来を迎えて、相互に関連づけられた情報空間の構造を知識として表現し、変換・統合・共有・アクセスするための情報アクセス高度化、知識写像に関する研究を進める。情報を発信する著者コミュニティの変遷・変容にも興味があり、データ工学や情報検索などの工学的アプローチによって解明する。▼授業科目データ工学特論情報アクセスシステム研究関 洋平Yohei Seki情報アクセス技術, 自然言語処理書き起こされたテキストに現れる,人対人のコミュニケーション過程の理解を目指している。その基礎技術として,意見分析,要約,多言語処理に力を入れている。最近は,現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)を対象とした意見・体験情報の詳細アノテーションや,言語または文書ジャンルを横断した情報アクセス技術の開発に取り組んでいる。▼授業科目自然言語処理自然言語処理研究上保 秀夫Hideo Joho情報検索,情報探索行動,レファレンスサイエンス人々の情報行動のうち、特に探索と検索に関して、人間の認知的・情緒的側面の理解を土台にして、知識情報資源にアクセスする新しい手法の提案・開発・評価を行っている。また、情報行動に影響を及ぼす様々な要素をコンテキストという枠組みで研究している。近年は協調作業による情報探索・検索の理解・支援にも興味がある。▼授業科目情報探索と検索Research Methods inInformaticsインタラクティブ情報検索研究

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