図書館情報メディア研究科パンフレット2016(日本語)
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(*は連携教員)教員組織30情報と社会研究領域 研究の対象は情報と社会のインタラクションです。円滑な社会を実現するための、あるいは、協調作業を創発するためのメカニズム設計なども研究対象に含まれます。教員組織石井 夏生利Kaori Ishiiプライバシー・個人情報保護法,情報法プライバシー・個人情報保護法を中心に、情報の取扱いをめぐる法的諸問題を比較法的に研究しています。また、法分野を横断的に捉える観点、新い動きへの注目、国際的な動向に配慮しつつ、情報法の全体像を把えるべく研究しています。▼授業科目インターネットと法ドキュメント管理情報法研究木暮 啓*Kei Kogure情報メディアとコミュニケーションの研究消費者と市場の調査・分析持続可能な市民社会を形成するために、情報メディアが果たす役割とコミュニケーションのあり方について研究する。ユビキタス社会の将来展望を、情報メディアとコミュニケーションの研究を踏まえて未来学の手法を用いて構想し、その社会的便益を考察する。また消費者、有望市場に関する調査を解説し、事例を分析する。▼授業科目情報技術とビジネス情報メディア・コミュニケーション研究田村 肇 Hajime Tamura図書館情報学,計量経済学公共図書館の利用(特に貸出し)の量がどのような要因によって決まるのかを計量的な(統計的な)手法で明らかにする研究を行っている。また、それから派生してどのようにすれば図書館の効率性を測定することができるかを明らかにするための研究も行っている。今後は公共図書館に限らず図書館情報学、情報学分野における様々な数理的・計量的分析を行っていきたい。▼授業科目データサイエンス活用テータサイエンス発展研究▼授業科目学校図書館経営学校メディアセンター運営研究平久江 祐司 Yuji Hirakue図書館情報学, 学校図書館学校図書館の活動および学校図書館と公共図書館の連携・協力に関する領域について、教育学的側面から研究を行っている。具体的な研究テーマとしては、主として日本および米国の学校図書館の支援システム、学校図書館活動の評価、情報リテラシー教育、学校図書館担当職員の養成・研修などがあげられる。呑海 沙織Saori Donkai図書館情報学,図書館文化史図書館の「これから」を考えるための図書館文化史が主たる研究テーマである。歴史的時間軸および地理的空間軸から図書館および情報メディアの変化をとらえ、知識情報基盤という観点から考察する。▼授業科目図書館とメディアの歴史知識情報基盤研究 原 淳之 Atsuyuki Hara図書館情報学,図書館史図書館、情報およびメディアの文化的な研究。日本、ドイツ、英国における19世紀以降の図書館や読書行動の変遷についての社会史的研究。具体的には図書館や読書サークルを扱う。また、現代の日本、ドイツ、英国における図書館情報制度、読書行動についての比較研究。松村 敦Atsushi Matsumura情報学大量の情報を前に人間がいかにして情報と付き合っていくべきかに興味を持っている。この問題に対して、Web、文献、絵本など様々な対象から知識を抽出し組織化する手法と、回答が欲しい、じっくり学習したい、盛り上がるお話会をしたい等、人がどんな状況で何を必要としているかの情報要求の分析という二つの側面からアプローチする。▼授業科目情報表現法デジタルドキュメント図書館経営, パブリックガバナンス, 公共圏図書館あるいは類縁機関が知識・情報やそのサービスをどのように市民に対して提供するのか,またそれらを通し地域社会における様々な課題をどのように解決していくのかについて,(1)政府(公共政策),(2)図書館(経営),(3)市民(図書館の利用者)の3つのレベルを切り口に,マネジメントあるいはガバナンスという観点から研究を進めていきたいと考えています。小泉 公乃Masanori Koizumi▼授業科目公共図書館ライブラリー・ガバナンス論

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