図書館情報メディアパンフ2017
14/56

学生の声12博士後期課程吉元涼介学生の声 他の私立大学を卒業してから、もう4年の月日が経ちました。筑波大学大学院博士前期課程を修了し、同博士後期課程に進学。筑波大学に進学以来、一貫して芳鐘研究室に所属しています。自由に研究していく中で、そこから新しい知見が得られる喜びを日々感じております。これから皆様に、私が思う「筑波大学図書館情報メディア研究科のすゝめ」を書かせて頂きたく思います。研究環境が最適 さて、本研究科で研究するメリットは、ズバリ環境が最適という点です。実際、私が通っていた私立大学よりも、研究における環境がいいという理由で、筑波に進学いたしました。大学生時代は社会学部でメディアの研究等をする学科でした。社会学も非常に学際的でしたが、その学科以上に、図書館情報学は学際的です。特に本研究科はさまざまな研究を行う研究室があります。たとえば、図書館や文字情報を取り扱うオーソドックスな研究室や、化学物質の構造分析や視覚情報の分析、音楽等の分析を行う研究室まであります。したがって、指導教員の専門性も幅広く、自由な研究が可能であり、研究を支える技術的な環境も整っています。 例えば、ソフトウェアで言えば、統計関係でよく使われるRやSPSSはもちろんのこと、地理情報システム等の研究でも使われることの多いArcGISまで、幅広くそろっております。 また、研究に必要であれば他の研究科の講義も受けることが可能です。もちろん文献やデータベースについては、大学のネットワークから取得することも可能です。私も博士前期課程時代には、RやArcGIS、こうした資料収集システムを活用していましたし、今でも資料収集システムとRは必須です。 さらに筑波大学の中でも本研究科はつくば駅から徒歩10分以内と大変近い場所にあるのが特徴です。都内への移動も難しくないなど交通環境も比較的良好です。筑波大学の他研究科では泊まって研究や課題をする学生さんの数が多いことが特徴ですが、通学者に対してもそういう意味で非常に易しい研究科となっています。実際、私は千葉県から通っていますが、筑波大学でも図書館情報メディア研究科でよかったと思った日もありました。そして、緑の多さ等環境の良さは語らずともわかると思います。こうした環境の良さが本研究科をすすめる一つの理由です。私の研究と本研究科 現在、私は六法全書を対象にした条文と判例のネットワーク構造について分析しております。本研究は、現在特に基礎的な法令における国民の理解がさらに求められている中で、法律文の参考として、あらゆる人が参考にする六法全書を分析することで、法理論との整合性の評価や法学習への貢献を目指しております。この分析において、やはり指導してくださる芳鐘先生はじめ、多くの先生方に、技術的な手法を含めた専門的知見や、研究者として重要な要素とは何かを教わっております。私のような法学、図書館情報学(特に分析としての手法)等の多岐にわたる学術分野においてそれぞれの立場で指導ができる教員陣がそろっているのは、本当に先生方に感謝ですし、本研究科に進学してよかったと感じる点でもあります。自由な研究体制が組める研究科 このように筑波大学図書館情報メディア研究科は、私のような学際的なテーマで研究しようとしている方にとっても非常に研究環境がいいところだと私は思います。夜も博士前期、後期課程の方であれば入れますし、自由に研究可能です。研究テーマが幅広い本研究科は研究意欲のある皆さんにとって最適だと思います。是非皆さんも、一度見に来てはいかがでしょうか。条文の参照関係概念図

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る