図書館情報メディアパンフ2017
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学生の声14博士前期課程松山麻珠博士前期課程鈴木美識学生の声 私は筑波大学情報学群知識情報・図書館学類に3年次編入・卒業し、その後図書館情報メディア研究科に進学しました。現在は、池内研究室に所属し、表示媒体の比較をテーマに研究を行っています。大学院生活 図書館情報学修士プログラムを選択し、図書館をめぐる様々な領域の授業を履修しました。学類時の授業よりも踏み込んだ発展的な内容と活発なディスカッションで、主体的に考える力や問題解決能力を養うきっかけになりました。また、学類の授業のティーチングアシスタントをさせていただく機会もあり、学類生に知識や技術を教える・伝えるという初めての体験を通じて、自分自身の理解もより深めることができました。研究テーマ 紙の本と電子書籍の読書はどう違うのか?という疑問から、表示媒体の比較に関するテーマに取り組んでいます。様々な表示媒体と光環境やインタラクションなどの条件を組合せ、実験協力者に校正読みなど実際の読書に基づいたテストを行ってもらい、その結果を比較します。未来ではどんなふうに読書が行われているのか?図書館の蔵書やその利用はどうなっていくのか?ということを想像しながら研究を進めています。図書館情報学海外研修 研究テーマに関連して、図書館情報学海外研修助成を利用させていただき、アメリカ初の紙の本のない図書館Biblio Techを中心に様々な図書館を訪問しました。図書館のコンセプトに合わせた空間の使い方やデザイン、空港に置かれた電子書籍貸出機など工夫を凝らしたサービス、活気あふれる図書館の利用風景など印象に残る場面ばかりで、刺激的な研修となりました。図書館情報メディア研究科には、授業・研究・その他の活動を組合せ、どこまでも自分の興味を追求することができる環境があります。進学を決めて良かったと心から思っています。 私は知識情報・図書館学類を卒業し、図書館情報メディア研究科に進学しました。図書館情報学プログラムを選択し、白井哲哉研究室に所属しています。講義について 図書館情報メディア研究科では選択科目を図書館情報学プログラム、情報学プログラムの両方から履修することができます。そのため、自分の専門とは異なる内容にも触れやすくなっていました。 大学院の講義は自分の研究について発表したり、講義に関するトピックを選んで調べて発表したりとプレゼンの機会が多くなります。話を聞くだけでなく他の人に向けて話す用意をすることで、講義内容への理解が深まりました。外での学び 1年次の夏休みに、国文学研究資料館主催のアーカイブズに関する講習に参加しました。大学院では開講されていない内容の講義を聞いたり、公文書館を見学したり、リーフキャスティングや裏打ちといった資料修繕の方法を体験したりと盛りだくさんな内容でした。参加者は似た分野の他大学院生から、前線ですでに働いている社会人の方々、主婦の方まで幅広かったです。参加者とは今も交流があり、私にとって大きな財産となっています。外で学ぶ時間を確保しやすいのは大学院の利点だと思います。進学を考えている方へ 図書館情報メディア研究科は、いわゆる「文系」から「理系」まで、多様な内容を扱う人々が集まる場所です。個々の専門に特化したカリキュラムを組むことは難しいですが、逆に視野を広く持てるのが特色といえます。自分の専門だけでなく、違う専門のことも学びながら研究を進めるには最適な場所です。学びを広げたい方はぜひ図書館情報メディア研究科にお越しください。国文学研究資料館でのリーフキャスティングの実習Biblio Tech Pleasanton

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