図書館情報メディアパンフ2017
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29研究室紹介 (情報基礎設計・情報と社会) 図書館とウェブはどちらも膨大な量の情報が存在します。私たちはその中から人々が求める情報をいかに入手し活用するかを考え、様々なアプローチで研究を進めています。システムの開発はもちろんのこと、ユーザ評価や分析も積極的に行い、真にユーザに求められるサービスの実現を目指しています。 さらに私たちの活動は研究室内だけに留まらず、学園祭では大学附属図書館との共同企画を実施し、グランプリ最優秀賞受賞をはじめとした高い評価を受けています。 本研究室は、図書館の明るい未来を信じ、人類の楽しさを追求します。図書館 学術情報と人をつなぐためのシステム基盤の構築や、図書館内やOPACにおけるユーザ行動の調査・分析を行っています。また、アンケートやインタビューによる図書館員への調査も行っています。 場所としての図書館を利用した研究として、テーマ性のある複数の資料を指定された経路を辿って探す「トレーシング(tracing)」の研究を行っています。絵本 絵本の読み聞かせに焦点をあて、子どものために絵本を選ぶことが可能な支援方法を検討しています。子どもは絵本というメディアに対してどのような関わり方をするかについて、心理学による検討も視野にいれながら解明し、システムとして支援します。 子どもの質問に対して人手で絵本を推薦する絵本推薦システム「ぴくぶく」を開発しています。また、図書館や幼稚園でのおはなし会のように集団に読み聞かせる場合の絵本選択やプログラム作成支援についての研究を行っています。情報推薦とインターフェース 情報と人との新しい関係を探るためのシステムやインタフェースを開発しています。情報の形態や利用目的に合ったインタフェースを実装することで、システムとユーザとのより良いインタラクションを追求しています。図書館での探索行動をもとにした、図書を推薦する新しいインタフェースの研究や、チャットで対話をすることで情報検索を支援する研究などを行っています。宇陀・松村グループWeb: http://niccoli.slis.tsukuba.ac.jp/twitter: https://twitter.com/udamatsu/研究室紹介 (情報基礎設計・情報と社会)

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