図書館情報メディアパンフ2017
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高久研究室ひとの知的活動を支援する書誌情報システム 現在の書誌情報システムはウェブを前提とするシステムに大きく変化を続けています。このような環境下で書誌データやコンテンツとウェブサービス、情報システムの関係は大きく変容しています。この研究分野において、これまで図書館情報学が伝統的に築いてきた方法論の蓄積を、ウェブやLODなどの新しい方法論の中に位置づけ、より発展させていくことを目指します。近年は特にWeb APIを基盤とし、FRBRやFRSAD、BIBFRAME、LODといった新しいデータモデルに従う形で、書誌データの共有のための方法論を組みなおすことを狙いとする研究開発を行っています。その他・社会貢献活動 オープンソースソフトウェアを活用した図書館蔵書検索システム(Next-L Enju)の開発やそれらのツールを活用した図書館業務の標準化のための活動、MLAK連携による災害支援のための情報まとめサイト・コミュニティ(saveMLAK)といった活動にも取り組んでいます。35研究室紹介 (情報循環) 高久研究室は、利用者の情報ニーズと文書との仲介を知的に支援する情報システムのモデル化、情報アクセス手法の開発、探索結果の評価を中心に、情報検索と電子図書館分野における研究を行っています。近年は、1) 情報探索行動における探索者の知識変容を把握する手法、2) FRBRやFRSAD等の世界標準の書誌情報モデルに基づく書誌情報システム、3) ウェブ時代の学術情報流通の在り方など、幅広い領域の研究活動を行っています。詳しくは公式サイト(http://www.slis.tsukuba.ac.jp/takaku-lab/)をご覧ください。情報探索行動の理解 情報探索行動において、ひとが情報を求めて行動する様子を追跡し、探索支援システムへの応用を図る研究を行っています。情報探索行動を計測し、情報探索プロセス全体をモデル化して、情報ニーズやタスクと探索方略と情報コンテンツの関連性を明らかにし、課題解決に資する情報アクセスシステムの開発を目指しています。ひとが物事を探す際にどのようなことを理解しているか、そのためのプロセスにはどのようなことが求められるかを知ることにより、ひとの理解をシステムの機能や役割に活かすことを目指しています。近年は、知識変容を評価する手法としてコンセプトマップを活用する手法を提案しています。また、多様な情報源を活用するブラウジング型探索の仕組みの解明に向けた手法の開発を行っています。bf:Worktp:1唐詩作品tp:style/7tp:style/絶句tp:author/王維http://ja.dbpedia.org/resource/王維tp:instance/8送元二使安西tp:stylerdfs:seeAlsobf:hasInstance七言一句の字数が七字@jardfs:label絶句@ja4句から成る。@jaschema:Person692男@ja王維@ja761schema:deathDatejp-textbook:中学校/2015/国語/928zhschema:CreativeWorkrdf:type摩詰@jardf:typebf:Instance元二の安西に使ひするを送る@jajap174-3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5Mean Amount of Change Distance from the Center NodeWEシステムMIシステムDBManifestaonManifestaon樹村房Manifestaon東京書籍刊リンクExpression文字(日本語)Manifestaon東京書籍刊DBManifestaonManifestaon樹村房Manifestaon東京書籍刊システム利用者ItemItemItemMIハブごんぎつねWorkごんぎつね研究室紹介 (情報循環)

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