図書館情報メディアパンフ2017
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多文化共生41研究室紹介 (情報と人)研究室紹介 (情報と人)井上研究室インタラクションラボボットシステムを開発しています。また、質問回答サイトに蓄積された質問記事を対象に、時系列トピックモデルを用いて、話題の抽出と話題の経時的な変化を検出し、季節性のある情報要求に対するクエリ拡張を高次化する新たなウェブ検索手法も提案しています。ソーシャルキャピタル 生活の中で生成・共有されるブログや質問回答サイトなどは、膨大な数の参加者で形成されています。コミュニティに参加する個人の役割や貢献度を、HitsやPageRank等のアルゴリズムを駆使して解明する、ソーシャルキャピタルの形成過程を明らかにする研究をしています。質問回答サイトで率先して回答する参加者の比率は時間経過と共に一定値に収束することや、回答者の連鎖から求めたスコア(QARank値)でコミュニティを性格付ける方法など、コミュニティの発展過程の解明、賑わい感や活性度を向上する方法など、コミュニティの健全な成長につながる成果が出ています。佐藤研究室 人と情報をつなぐ情報アクセス技術の研究コンテンツ工学領域の開拓 ウェブやブログ、ツイッターなど新しいメディアの登場は、情報共有のパラダイムを大きく変容させています。私たちの研究室では、日常生活の様々な局面で生成される知識や情報を マイクロコンテンツ として捉え、コンテンツ間のネットワーク(関係性)を編纂、流通・利用する情報共有プロセスの核となる情報アクセス技術と、人とコンテンツの相互作用(インタラクション)の高度化に取り組んでいます。 知識コンバージェンス 生活者が自ら発信する多様な情報から私たちの生活に役立つ知識の抽出法、抽出した知識を収斂・収束して新たな知識とする知識コンバージェンス法を研究しています。 膨大なツイートをトピックモデル(LDA)を用いてクラスタリングした後に、食事や交通などの生活の局面にマッピングする2段階分類法を考案し、生活局面に応じた情報提示をする インタラクションラボは人の最も基本的な活動である「人と人とのやり取り」について研究開発しています。ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)、ソーシャルコンピューティング、VRなどのメディア技術、教育工学などを専門に国際的に活動しています。コンテンツ制作情報共有基盤効果的なメンタルヘルスケアのためのVR技術孤食を軽減するエージェント技術多人数で絵を完成させるクラウドソーシング技術ミニチュアで舞台演出ができるユーザインタフェース技術母語話者の早口に気づいて、非母語話者のためにゆっくり話すように知らせる音声処理技術遠隔地にいる人が同じ部屋に居るように感じる会話環境を実現する映像音声技術健康な生活環境

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