森田研究室 森田ひろみ
情報メディア実験A  春学期ABC  定員4名

認知心理実験

森田 ひろみ
認知心理実験を行うための基本的なノウハウを実習により習得することをめざします。

初回の集合場所:音響・心理ラボ 7B232

注意事項

  1. 音心ラボにて「対面」で行います。前後に同時双方向型(リアルタイム配信)の授業や第3エリアの対面授業がある方は事前に相談してください。
  2. 時間内あるいは時間外に友人2〜3に実験参加者として協力してもらい、1人につき30分から1時間程度の実験を行います。


内容

  1. 心理実験を行う前に:倫理的配慮と手続きを学ぶ。
  2. 実験1.ストループ効果について調べる
  3. 実験2.実験1で学んだことを土台としてより本格的な心理実験を行う


コロナウイルス感染対策


詳しい内容(全28回中の前半の予定)

第1、2回
  1. 自己紹介
  2. 全体を通しての説明と注意
  3. ラボ使用についての説明
  4. ヒトを対象とした心理実験を行う前に知っておくべき倫理的事項に関する説明
    • 「ヘルシンキ宣言―ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則」関連部分
    • 「社団法人日本心理学会倫理規定」関連部分
  5. 「ストループ効果」に関する説明
  6. 課題1:ストループ効果に関する先行研究を調べ、自分なりに実験の目的と方法を考えレポートにまとめる。
第3、4回
  1. 実験の目的を整理する。
  2. 実験方法を考え、パワーポイントファイルに実装する。
    • 条件設定
    • 手続き
    • 刺激
    • 刺激提示順序
  3. 実験計画を整理する。
  4. 課題2:実験用のスライドを作成する。
  5. 課題3:実験目的と実験方法をレポートにまとめる。
第5、6回
  1. 実験実施に必要な文書を用意する。
    • 同意書
    • 手順書
    • 実験記録票
    • 教示文
  2. 課題4:同意書様式、手順書、実験記録票、教示文を作成する。
  3. 練習試行を用意し、それに合わせて文書を修正する。
第7、8、9、10回
  1. 予備実験を行い、問題点を見つけて解決する。
  2. 履修生どうしのペアで実験を行う。
  3. 課題5:履修生以外の者を対象として実験を行う(各自2名)。
第11、12回
  1. 結果のまとめと統計的検定に関する説明
    • データをどのように整理するか
    • 表やグラフによる表現
    • エクセルを用いた表計算による検定
    • 統計ソフトSPSSを用いた検定
    • 検定結果の解釈
    • 結果をどうみるか、どのような結論を引き出せるか
  2. 課題6:実験結果をまとめ、統計的検定を行う。
  3. レポートの書き方および発表の仕方に関する説明
    • 実験目的、実験方法、結果、考察、結論、文献
  4. 課題7:実験1に関するレポートを作成する。
  5. 課題8:実験1に関する発表準備を行う。
第13回
  1. 発表会と反省会
  2. レポート講評

詳しい内容(全28回中の後半の予定)

第14回
  1. アイトラッカーの説明と計測方法の学習
  2. 課題9:読みの眼球運動について先行研究を調べ、自分なりの実験目的を考える
第15回
  1. 視線計測データの処理の基本を学ぶ
  2. 課題10:計測結果を分析してまとめる
第16〜20回
  1. 実験計画の作成
  2. MatlabとPsychtoolboxを用いた実験プログラムの使い方を学ぶ
  3. 課題11:同意書様式、手順書、実験記録票、教示文を作成する
第21、22回、23回
  1. 予備実験を行い、問題点を見つけて解決する
  2. プログラム、実験関連文書の修正
  3. 実験の最終確認
  4. 課題12:履修者同士(各自1名),及び履修者以外の者を対象として実験を行う(各自2名)
第24,25、26回
  1. 課題13:実験2の結果を整理し、統計的検定を行い、最終レポートを書く
  2. 課題14:実験2に関する発表準備を行う
第27回
  1. 発表会と反省会
第28回
  1. 予備日


最終更新日: 2023.4.6 森田研究室 森田ひろみ