マルチモーダルインタフェースの利用上の注意
マルチモーダルインタフェースの一部の機器には,取り扱いを間違うと,重大な事故につながるものがあります.特に危険な機器は,以下の通りです.
- 冗長自由度を有するマニピュレータ (三菱重工 PA10-7C)
- 自律的に移動可能な移動ロボット (Pioneer 3-DX8)
- 軽量マニピュレータ (Neuronics Katana II)
- 多眼視カメラシステム (STH-MDCS-C)
以下の注意事項を良く読み,利用するようにして下さい.
注意事項
冗長自由度を有するマニピュレータ
- 利用にあたっては,事故防止のためマニュアルを熟読するようにして下さい.
- 冗長マニピュレータと制御用デスクトップPCの電源を投入することにより, 使用可能となります.なお電源ONは,PC→マニピュレータの順に行うようにして下さい.
- 利用終了時には,冗長マニピュレータと制御用デスクトップPCの電源を必ずOFFにして下さい.電源OFFは,マニピュレータ→PCの順に行うようにして下さい.
- マニピュレータ使用時には,必ず,非常停止ボタンをすぐに押せる体勢(可能ならば,非常停止ボタンには,常に手を添えることが望ましい)を整え,使用するようにして下さい.
- マニピュレータ動作時, 可動範囲(半径約1[m])内には入らない こと.
死亡事故につながる可能性があります.
- 万一の事故発生時,発見の遅れを少しでも短くするために,指導教官または同僚,家族等といった身近な者に,マニピュレータを用いた実験を行っている事を伝えておくようにして下さい.
移動ロボット,多眼視カメラシステム,軽量マニピュレータ
- 事故防止のため,利用にあたってはマニュアルを熟読するようにして下さい.
- 電源ONは,PC→ロボット類の順に行うようにして下さい.
- 利用終了時には,使用機器の電源を必ずOFFにして下さい. 電源OFFは,ロボット類→PCの順に行う様にして下さい. なお,軽量マニピュレータの電源をOFFにすると,関節がフリーになり,
姿勢が悪いとアームの自重で手先(先端)が落下し, 軽量マニピュレータ自身や,その回りの物(人)を壊す恐れがあります. 軽量マニピュレータの電源OFF時には,その姿勢に留意して下さい.
- 移動ロボットに搭載されるバッテリーの端子は, 短絡(ショート)させると最悪の場合爆発
し, 大事故につながる恐れがあります. 充電時やバッテリー交換時など,バッテリーの取り扱いには十分気をつけて下さい.
- マニピュレータ使用時には,必ず,非常停止ボタンをすぐに押せる体勢(非常停止ボタンには,常に手を添えることが望ましい)を整え,使用するようにして下さい.
- マニピュレータの可動範囲内には入らないようにして下さい.
2005.04.01 公開