平成21年度卒業研究指導テーマ

氏 名 三河 正彦
所 属 情報メディアシステム分野
研究室 201号室
研究指導概要及び予定される研究テーマ
○ 研究指導概要
ネットワークを介した円滑なコミュニケーションおよび協調作業の実現を目
指し,ロボティクスを応用した「身体性」を有する知的システムまたは知的イ
ンタフェイスの研究を行っています.「身体性」とは,身振り,手振り,表情
等の感情を補足する動作や,触る,動かす,指差し,移動等の実世界への働き
かけを伴う行動と,それらを知覚する機能の連携を意味し,円滑なコミュニケー
ションに不可欠な物だと考えています.
また本研究室は,音声・音響の研究を行っている田中和世教授の研究室と合
同でゼミを行っています.音に関する情報やその処理方法は,ロボットやイン
ターフェイス,コミュニケーションに重要な要素であり,共同ゼミを実施する
ことにより,有意義な情報交換を行うことができます.

H21年度は,以下のテーマに重点をおき,研究を行います.

○予定される研究テーマ及びその説明

(1) 筋電位信号に基づくヒューマン=マシンインタフェイスの研究
人間の筋肉が発する筋電位信号に基づき,何らかのデバイスを動作さ
せる新しいヒューマン=マシンインタフェイスについて検討を行います.
制御するデバイスには,ロボットマニピュレータ等を予定しています.

(2) 図書館司書ロボットの研究/開発
聴覚,視覚,レーザレンジファインダ等のセンサ情報を活用し,
図書館利用者に対して書籍の情報提供や図書館案内等を行う機能を
有するロボットの研究開発を行います.

(3) 環境を学習するロボットビジョンの研究
なんらかのタスクを実行するのに必要な情報を画像から抽出するには,
注視物を背景から分離する必要があります.本テーマでは,ロボット
ビジョンが置かれている環境を認識し学習する手法について検討を行
います.

(4) ロボットビジョンのためのタスク制御の研究
複雑な環境下では,複数の画像処理タスクを並列に実行し,多面的に
解析する必要があります.リアルタイム知的ロボットビジョンの構築
のために,複数タスクの制御手法に関する検討を行います.

(5) 視覚に基づく物体指示インタフェイスの研究
人間同士,人間と機械のコミュニケーションでは,身振りや手振りが
重要な役割を果たします.人間の物体指示動作をロボットビジョンで
知覚し,ロボットまたは他の人間に物体の3次元位置を教示する手法に
ついて検討を行います.

(6) 外界センサに基づく移動ロボットの制御に関する研究
人間社会で行動するロボットには,社会的規範が求められます.そこ
で,視覚情報や距離情報等の外界センサに基づき,人に優しく行動す
る移動ロボットの制御手法について検討を行います.

(7) その他のテーマ
当研究室に関連する研究テーマであれば,上記テーマに限定しません.
自主性を重んじ,相談の上,研究テーマを決めます.キーワードは,
インタフェイス,ロボットビジョン,ロボティクス,制御,計測,ソフ
トコンピューティング等です.
受け入れ条件
【必須とする条件】

・研究室訪問期間中に必ず面談を受けること.
・本年度12月以降,卒業研究を生活の中心にできること.

【望ましい条件】

・プログラミング言語に関連する単位を取得していることが望ましい.
定員
  5 名
選考方法
希望者超過の場合,研究室訪問時の面談内容に基づき選考します.
その他
研究室訪問期間中,訪問希望者は来室予定をメールにて連絡下さい.訪問時には,
自己PRや取り組みたい研究内容等に関する参考資料の持参,大歓迎です.


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