平成21年度卒業研究指導テーマ


氏 名 佐藤 哲司(個人ページ)
所 属 情報メディアシステム分野
研究室 205号室


研究指導概要及び予定される研究テーマ

研究室概要

コンテンツ工学(Content Engineering) −情報アクセスの単位となるコンテンツ、および、それらの間の関係を研究対象とし,ネットワーク情報時代にふさわしい情報流通に取り組む『実践重視』の研究室です。

研究室の基本方針

予定される研究テーマ

ウェブやブログなど新しいメディアの登場は、情報流通のフレームとプロセスを大きく変容させつつあります。当研究室では「Content Engineering(コンテンツ工学)」という新しい切り口で以下の研究課題に取り組みます。
メディアとコミュニケーションの研究
20世紀終盤で登場したウェブやブログの特徴は、バラバラと勝手気ままに生成・消滅を繰り返し全体が管理されていないことです。混沌とした情報空間はメディアとしては未成熟であり、ユーザの負担増と、ディジタルデバイドの要因の一つとなっています.雑誌やテレビ,電話などと同様に,判りやすく誰でもが使えるコミュニケーションツールとするために足りない要素は何か,仮説を立てて検証していく。
情報空間の構造化研究
著作活動の大衆化に伴って個々のコンテンツの粒度は小さくなり、相互の関連(引用など)が重要な意味を持ってきています。ウェブから収集した具体的なコンテンツ集合を対象に、構造化と可視化の方法を求めていく。
情報アクセスの高度化研究
誰かの書き込みにインスパイアされ、それを自らの著作の一部とする行為は従来の引用の枠を越えています。また,熱烈な読者の存在がリアルタイムに書き手にフィードバックされる状況は、作品に何らかの影響を与えているともいえます。単にデータを右から左に移すというだけでない情報アクセスの多様化・高度化の手法を提案していく。
情報環境の賑わい感研究
リアル世界の図書館とポータルサイトとは、情報流通のハブとして類似の役割を担っています。例えば、図書館における貸し出し冊数はポータルサイトのページビュー数(PV)に相当します。両者が融合することで地域に密着した公共図書館は新たな魅力を備えることでしょう。賑わい感・つながり感などネット社会の知見を持ち込み、環境が情報武装することで知的生産活動の活性度を高めることに取り組む。
知識写像の基礎研究
文章には格調高い/くだけている、専門的である/ないなど、固有の論調やリズムがあり、利用者や利用形態に応じて論調を変えることが利用者(読者)の理解を大きく助けることになるでしょう。このような論調あるいは文章の印象がどこから湧いてくるのかを解明し、コンテンツの表現形態を変換する知識写像の方法論に取り組む。
上記のテーマに関わらず、データ工学や情報検索などの工学的方法を用いて、社会で起きている様々なコトを解明し、新たな枠組み・方法を提案することに興味のある学生を歓迎します。情報分野の基礎知識があることが望ましく、特に、
は、自身の能力とやる気を最大限に生かして研究に取り組むことができます。
受入条件(既修得科目等)
必須な修得科目は指定しませんが、下記の研究活動に支障がない程度に単位を修得していることを条件とします。具体的なゼミ日程などは、研究のフェーズや発表準備など、各自の状況に応じて柔軟に運用します。
ゼミ風景
於:205研究室
(2008/5 撮影)
他大学との合同合宿
於:富士緑の休暇村
(2008/8/21 - 8/22)


受入可能人数
4名
受入れ選考方法
興味のある学生は、必ず事前にメールでアポイントメントを取ってから研究室を訪問してください。メールの件名は「卒研面接希望:自分の名前」)としてください。
面談では簡単な意向調査と研究したいテーマの希望などを伺います。30分程度をかけて、希望テーマのマッチングなど面談での結果を総合的に考慮して受入を判断します。参考に今年度卒研生のテーマを上げます。
その他
・ 10/1(水) 卒研配属説明会に引き続いて205教室でシステム分野の合同説明会があります。
・ よく遊びよく学ぶ。研究もして頂かないと困りますが、明確な判断基準を持つなどの自己を確立すること、就職・進学を含め将来への明るい展望を得ること、一生の友人を得ることなど、「今」すべきことはたくさんあります。研究室選びは自分への先行投資と考え、コストをかけて自分に合った研究室を選び成長の庵を見つけましょう。