| 平成21年度卒業研究指導テーマ |
| 氏 名 | 梅田 享英 |
| 所 属 | 情報メディア開発分野 |
| 研究室 | 508号室と化学実験室 |
| 研究指導概要及び予定される研究テーマ |
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| この研究室では、半導体とそれを応用したエレクトロニクスに関する研究や、 半導体・エレクトロニクス産業の学術的基盤となるデータベースの開発を行っています。 半導体というのは、電圧や光や熱を加えると電気をよく流す性質をもった物質で、 コンピュータなどの電子機器は、この性質をうまく利用して情報処理や情報通信を 行っています。半導体と言ってもその対象は非常に広いのですが、この研究室で 取り上げているのは、今現在そして将来は特に重要となってくる「低消費電力」を 実現する半導体素子です。地球温暖化という切実な問題もありますし、もっと身近なところ で言えば、モバイル電子機器では低消費電力という性能が最大のキーポイントになっています。 私の研究室では、例えば、超低消費電力型の半導体メモリの研究や、エネルギー変換に 使用する半導体材料の研究を行ったりしています。こういった研究がCO2排出量のxx%削減 という風に役に立てばいいな・・・と考えています。 学会としては、日本応用物理学会(http://www.jsap.or.jp/)をメインに活動しており、 学生の方にも発表をしてもらっています。ちなみに2009年3月末には日本応用物理学会が ここ筑波大で開催される予定で、のべ1万人超の大学・企業の研究者が集結する予定です。 時間のある方は開催期間中に大学に来て、その雰囲気をぜひ味わってみてください。 研究指導の基本方針としては「学術論文が書けるような研究をしてほしい」と考えています。 過去の研究活動については、 ・研究室のホームページ(http://www.kc.tsukuba.ac.jp/div-media/) ・梅田のホームページ(http://www.kc.tsukuba.ac.jp/div-media/webpage_umeda/) が参考になるかと思います。 以下に3つのテーマ例を挙げますが、この他にも考えられますので一例と考えてください。 (1)電流検出型の電子スピン共鳴分光実験(EDMR)法を使った半導体の実験研究: 私の持っている世界的競争力のある実験技術が「電子スピン共鳴分光(EPR)」です。 元々は化学の分野でよく使われている技術なのですが、半導体を調べるのにも役に立ちます。 これを使うと、半導体の内部を原子レベルで調べることができます。 特にEDMR法は、微細な半導体素子でも測ることのできる方法で、私を含めて世界中に 2〜3グループくらいしか実験できるところがありません。私のところでは半導体会社と 共同して様々な半導体素子をEDMR法で調べています。応用対象はたくさんあるので、 そのどれかをやってもらいたいというのがこのテーマです。 (2)学術情報の集積と有効利用に関するシステム開発: 最近の科学の世界では、インターネットの世界と同じく「情報の氾濫」が起きており、 学術論文を収めた学術データベースはパンクしそうな勢いで巨大化していっています。 特にエレクトロニクスのような進歩の速い分野ではその傾向も著しいものがあります。 そういった大量の学術論文を上手く「仕分け」するシステムが将来的に必要になるのでは と考え、私どもの研究室では、国内外の半導体・エレクトロニクス研究者コミュニティ 向けの「仕分け」システムを開発し、実際に運用しています。 ・「EPR in Semiconductors」(http://www.kc.tsukuba.ac.jp/div-media/epr/) ・「Defect Dat@base」(http://www.kc.tsukuba.ac.jp/div-media/papersDB/) の2種類がありますが、これらに関する新たな開発や評価をやってもらおうというのが このテーマです。PHPやMySQLのプログラミングを行います。 (3)インターネット科学実験システムの開発: 近年「インターネット科学実験」と呼ぶようなシステムが幾つか立ち上がっていて、例えば、 何億円もする電子顕微鏡などをインターネット経由で操作できるようにし、国内外の研究者や はたまた高校生などの理科実験用に開放しようという試みが行われています。同じように、 筑波大にある上記の世界的にユニークな実験装置もインターネットで公開したら面白いだろうな ということで、そのためのシステム作りとデモをしようというのがこのテーマです。LabVIEW というプログラム環境を使って、そういったシステムを開発しようと考えています。 どこの研究室でもやっているように,週1回くらいのペースでゼミを行います。 基礎となる知識(物理学が中心)を私の方から講義し、さらに個々のテーマに即した 勉強を各自で進めてもらう予定です。 どのテーマも大学院につながる(逆に言うと1年間では成就しないかもしれない) テーマですので、できれば大学院にも進学してほしいと思っています。 | |
| 受け入れ条件 | |
| 【必須とする条件】 面談を行い、研究希望テーマが指導可能であるとの承認を得た方。。 【望ましい条件】 梅田担当の講義「化学」「情報処理デバイス」「科学技術データ処理」、松本先生の「物理学」 のいずれかをとった方、あるいは、それらの講義が単位認定されている方。 | |
| 定員 | |
| 4 名 | |
| 選考方法 | |
| 4名を超えた場合は成績で選考したいと思います。 | |
| その他 | |
| 面談の際には、umedaATslis.tsukuba.ac.jp(ATを@に変えてください)に連絡して あらかじめ面談の時間を決めておくか、明かりの点いている時に化学実験室を直接訪問してください。 | |