平成22年度 卒業研究指導方針 |
氏 名 | 真栄城 哲也 | |||
所 属 | 知識 | 知識科学主専攻 | 図情 | 情報メディア開発分野 |
研究室 | 7D409 | |||
指導可能な研究領域 |
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下記のようなテーマを挙げています. 関連するキーワードは,知識,表現,判 りやすさ,情報提供,知識基盤,知識の構造,ネットワーク,モノ・コトのつながり,生命科学,などです. 基本的にはこれらに関連する内容と,本人が面白いと思う・興味を持っている 対象を主軸に,本人と相談して決めます. ここに挙げた内容以外に興味を持っている関連対象があれば遠慮なく相談して下さい. 過去の研究テーマの一部: ・笑いのパターン ・クチコミのランキングと利用者の要求に応じた表示 ・物語のプロットの構造 ・生物学の概念体系.時系列変化 ・嗜好パターンの類似性および推測 ・多人数の会話における主導権の移り変わり ・ブログのトラックバックで作られるネットワーク ・インターネットにおける噂の広まり方,物事のイメージの形成 ・文章の判りやすさと読み方の関係,定量的な解析 大まかな研究テーマ: (1) 判りやすい情報の提示. 専門家と,専門外の人は,同じ事柄に対して求める知識の詳しさが異なります. 専門外の人間に判りやすい説明は,専門家にとっては曖昧もしくは冗長である ため判りにくい説明となります.逆に,専門家にとって判りやすい説明は,専 門外の人間には不可解です.様々な専門レベルの利用者に対応できる知識・情 報提供や,判りやすさについての研究を行います.対象分野は限定しません. 応用的な展開の例として,クチコミのランキング,スポーツレースの解説, インフォームドコンセントについての研究が挙げられます. (2) 知識の構造と表現. 様々な分野の知識は,それぞれの分野特有の表現方法や構造を持っています. また,用途に応じて適した方法が異なります.人間が直接把握できない複雑な 仕組みや現象をどのように見える形にするか,という問題もあります.関心の ある対象について,捉え方や知識の構造の特性,表現方法やデザインについて 研究します. (3) モノ・コトのつながり (ネットワーク) の表現と解析. 我々の住む世界には,人間関係,企業間取り引き,インターネット,概念の意 味関係,ブログやホームページのリンク,生体内の反応など,要素間の関係に よって表すことができる様々なネットワークが存在します.さらにこれらのネッ トワークは時間とともに変化します.このように要素数が膨大で複雑な関係を 持ち,かつ動的に変化するネットワークで生じる様々な現象の解析や,判りや すく表示・操作する研究,シミュレーションや理論によって解析する研究を行 います. (4) その他,面白そうなテーマ. 相談に応じます. |
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研究指導の概要 | ||||
まず大雑把にでも研究テーマを決める必要があります.その後,全体によるゼミや個別の議論によって,研究内容をより具体的にする,問題を明確化する,問題をどのように取り扱うか,といったことを進めていきます. | ||||
研究をすすめる上で望ましい条件 | ||||
何でもやってみようと思う人,何かに興味を持っている人. | ||||
受け入れの必須条件 | ||||
なし | ||||
選考方法 | ||||
面談内容に基づき決めます. | ||||
その他 | ||||
訪問希望者は来室予定をメールで連絡して下さい. 訪問期間:10月26日〜11月6日 メールアドレス:maeshiro <あっとマーク> slis.tsukuba.ac.jp |