平成23年度 卒業研究指導方針

氏　名	白井　哲哉
所　属	知識	情報経営・図書館主専攻	図情	情報メディア社会分野
研究室	7D407
指導可能な研究領域
（１）日本アーカイブズ（記録資料）学 　・アーカイブズ資源論 　　歴史資料（古文書）・歴史的公文書等（旧町村役場文書、現代行政文書・企業文書）の調査・整理　　作業を通じた、資料群の構造及び内容の分析研究 　・アーカイブズ管理論 　　公文書館の運営及び記録資料の保存活用業務に関する課題の理論的・実践的研究、ＬＭＡ連携　　　論も扱う （２）日本地方史学 　　“ある地域はなぜ「地域」と認識されるのか”という問題意識に基づき、16-20世紀日本の地域の活　　動や、地誌・郷土誌・自治体史編纂などを研究 （３）その他 　　図書館地域資料論、文化財保護論、地域に関する各種資料論（地図・絵図からマンガまで）など 　　但し、デジタル資料は主たる研究対象としない 　 ＜平成22年度の卒研テーマ＞ 　公共図書館における地域資料利用の現状と課題 　青柳文庫と仙台養賢堂 　寺子屋・私塾から小学校教育への移行における地域的差異 　吉原遊郭における吉原細見の役割
研究指導の概要
（１）個別指導ではなく「ゼミ」形式で実施。 （２）12月〜2月は、テーマ設定の準備と文献調査の基礎訓練を行う。 （３）3月以降、卒研テーマの研究発表及び参加者による質疑・討論を、原則として週1回実施。 （４）必要に応じて、フィールドワークや聞き取り調査の方法を指導。
研究をすすめる上で望ましい条件
（１）前近代に及ぶ日本の歴史文献と資料を取り扱うゼミなので、日本語リテラシーを鍛錬すること。 （２）インターネット検索に頼らない文献調査のスキルは必須。 （３）教員との連絡と、ゼミの討論はじめゼミ生相互のコミュニケーションを活発に行うこと。 （４）可能であれば「古文書論」の受講が望ましい。 （５）地域の過去の記憶や記録、それらを将来に伝える仕事へ興味関心を持ってほしい。
受け入れの必須条件
（１）卒研では文献研究、特に原典調査を中心とすること。但し、基本的に学生の希望テーマを尊重す　る。 （２）10/25-28、11/1-2の、午前10時〜12時に面談を行う（30分程度）ので、時間内に研究室を来訪す　ること。予約不要。 （３）上記の日程で都合が悪い場合は、別に面談の日時を設定する。詳細はメールで問い合わせてほ　しい。 （４）面談では、自己紹介と卒研テーマの構想を話してもらう。卒研の仮題を必ず提示すること。 （５）面談は2回行う予定である。面談を通じて、指導可能であるとの承認を得ること。
選考方法
面談内容に基づいて決定します。
その他
原資料調査の訓練を兼ねて、春期・夏期に古文書調査（2泊3日）を実施している。希望制だが、ゼミ生には一度は参加してほしい。