パソコン等のネットワーク接続障害時のチェック項目

ネットワーク接続についてうまくつながらないという場合は下記の 箇所について確認してください。確認してもつながらない場合には、最後に 記載している項目をメモなどした上で、メールかブランチ事務室まで 御連絡ください。

1. 物理的な接続のチェック

物理的に接続されているかどうかをチェックしてください。なお、 使用しているパソコンの機種や OS によっては本体のランプ(LINKランプなど)や OSの表示 によって物理的に継っているかどうかを確かめることが可能なものも あります。 使用しているパソコンに付属の取扱説明書なども参照してください。

1.1 接続方法は有線ですか無線ですか?

有線なら、1.2へ、無線なら1.3に進んでください。

1.2 有線LANの場合

1.2.1 LANケーブルはしっかりとコンセントの奥まで差し込まれていますか?

コンセントに差し込む際、奥まで差し込み、コネクタの抜け止めの爪がカチン とコンセントのへこみ部にはまり、引っ張っても抜けないことを確認して ください。ケーブルによっては奥まで差し込むのに少し力がいるものがあります。

1.2.2 使用しているLANケーブルの規格は間違っていませんか?

パソコンの対応規格が10BASE-Tか100BASE-TXかに応じて、それに対応した ケーブルで、できるだけ短いものを使用してください。なお、室内の 情報コンセントとパソコンの間の接続にはストレートケーブルを使用します。 クロスケーブルは使用できません。また、似ていても電話用のモジュラケーブルも 使用できません。

使用しているケーブルの規格が不明な場合は、販売店などで「100BASE-TX 用のストレートケーブル」と指定して入手してください。

1.2.3 使用しているケーブルが傷んだりしていませんか?

ケーブルの抜き差しの際に、コネクタではなくケーブルを引っ張ったりすると 内部で断線したり、コネクタとの接続が不良になったりすることがあります。 他で使用できているケーブルと付け替えてみて、通信が可能になるかどうかを 確かめてください。

1.2.4 別の情報コンセントでは使えますか?

そのケーブルとパソコンを他の情報コンセントにつないで通信が できるかどうかを確かめてください。もし、特定の情報コンセントでのみ 通信ができないのであれば、その情報コンセントの不良が考えられるので、 できれば1.2.5についても確認の上で御連絡ください。

1.2.5 その情報コンセントに他の機器をつないで使えますか?

問題となっている情報コンセントに他の機器(パソコンなど)をつないでみて 通信できるかどうか確かめてください。もし、特定のパソコンのみで 通信できないのであれば、そのパソコンのネットワーク機能に問題が ある可能性が高いので、取扱説明書などにしたがってパソコンの点検をし、 必要に応じて業者に修理などを依頼してください。

もし、他のパソコンなどでもその情報コンセントでは通信できないのであれば、 情報コンセントの不良が考えられるので、できれば上の1.2.4も確認の上で 御連絡ください。

1.3 無線LANの場合

1.3.1 無線LANのアクセスポイントを確認してください

自分が使おうとしているアクセスポイントが誰が管理しているかを 確認してください。

学術情報メディアセンターが管理しているアクセスポイントについては 設置場所や 使い方について http://www.cc.tsukuba.ac.jp/accesspoint/ether-ap-050323.htmlhttp://www.cc.tsukuba.ac.jp/accesspoint/ap-list.htmlを 参照して下さい。

なお、春日地区でチャンネル等の調整のため届出が出ているものについて は、 http://www.slis.tsukuba.ac.jp/subnet/docs/slisonly/wlan.shtml にあります。これに掲載されているアクセスポイントの使用については 設置者(申請者)に相談して下さい。

1.3.2 規格は合っていますか?

無線LANには、IEEE802.11b, IEEE802.11g, IEEE802.11aなど様々な 規格があり、規格の組合せによって通信が可能かどうかが決まります。 規格が互換性のあるものかどうかを確かめて下さい。また、暗号化や 認証を使用している場合にはそれらの規格に関しても同様です。 なお、IEEE802.11aに関しては2005年より日本におけるチャンネル割当が 変更になるため、同じ規格でもチャンネルによって通信できない場合が あり得るので、注意が必要です。

1.3.3 電波の強度が十分ですか?

使用しているパソコンの無線LANのユーティリティなどで目的の アクセスポイントの電波が十分な強度で届いていることを確認して下さい。 電波が届いていても弱ければ通信が頻繁に途絶し、実際には使えないことが あります。また、電波の強度は一定ではなく周囲の状況や時間の経過と共に変化 するので、以前使えていても今度は使えないということもあり得ます。 また、同じ部屋で別の人が使えていても自分のパソコンでは使えないということも あります。

1.3.4 無線LANの設定は間違っていませんか?

SSID や暗号鍵(WEPなどを使用している場合)、チャンネル設定(Ad-hocモードの場合) などが合っているかどうかを確かめて下さい。認証が必要な場合には、認証の ためのパスワード設定などについても同様に確認して下さい。

2. アドレス取得・設定のチェック

物理的にネットワークにつながっていても、ネットワークの アドレスなど OS の設定内容が間違っていると通信できないので、 確認して下さい。なお、設定の方法やその確認の手順などは OSによって 異なります。ここでは、現在ユーザが多いと考えられる Windows-XPと MacOS-X について例を示します。Windows の多くのバージョンは Windows-XP とほぼ同じ手順で確認が可能です。Linuxなど Unix 系の OS の場合は MacOS-Xとほぼ同じ手順で確認が可能ですが、詳細は OS のマニュアルなどを 参照して下さい。

2.1 Windows (Windows-XP)の場合

コマンドプロンプト(MS-DOSプロンプト)を開き、以下のコマンドを 実行して下さい。

IPCONFIG

何行か表示されますが、少しインデントされている行で 「IP Address」、「Subnet Mask」、「Default Gateway」の行の右に 以下のような内容が表示されていることを確認して下さい。

上のXの部分にはサブネットによって異なる値が入ります。 どこにどのサブネットがあるかはhttp://www.slis.tsukuba.ac.jp/subnet/subnet.shtml を参照して下さい。

もし、このような表示がでない場合には、パソコンのネットワーク機能に なにか不具合が起きているか、物理的にネットワークと接続されていないかの どちらかの可能性があります。物理的接続については上の項目を確認して下さい。 パソコンのネットワーク機能についてはパソコンに付属の取扱説明書などを 参照して下さい。なお、パソコンの機種によっては接続口が付いていても 実際には内部にネットワーク接続用ハードウェアが 搭載されていない場合もあります。

2.2 MacOS-X の場合

ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して下さい。

ifconfig

何行も表示されますが、インデントされている行のどれかに以下のような 行があることを確認して下さい。

inet 133.51.X.Y netmask 0xffffff00 broadcast 133.51.X.255

このXYはWindowsの場合と同様です。 このような表示がでない場合には、Macのネットワーク機能になにか不具合が 起きているか、物理的にネットワークと接続されていないかのどちらかの 可能性があります。物理的接続については上の項目を確認して下さい。 Macのネットワーク機能については付属の取扱説明書などを参照して下さい。

3. 講義棟・春日宿舎など認証が必要なネットワーク接続

講義棟や宿舎ではネットワーク接続に際して、利用者認証が必要です。 認証については、上の無線LANの項目で参照している学術情報メディアセンター のページを参照して下さい。なお、講義棟や宿舎では有線LANも同様に 利用者認証が必要です。

利用者認証が失敗した場合には、ユーザ名(UID)やパスワードに間違いがないか 良く確認して下さい。利用者認証が成功しない限り通信できません。 また、認証が成功してから一定時間経つと接続が切られます。延長して使用したい 場合には時間切れになる前に再度利用者認証をして下さい。

また、利用者認証が成功した画面にログアウトするボタンがありますが、 これをクリックすると通信ができなくなるので、利用が終るまではクリック しないように注意して下さい。

4. WWWブラウザによる確認

ネットワークがうまくつながらないという場合には少なくともまず以下の WWWページを時間をおいて何度かブラウザで表示して見て確認して下さい。 なお、何度か表示させる場合には必ず「再読み込み」あるいは「Reload」 させて下さい。いずれかのページが表示される際は、パソコンのネットワークへの 接続自体は問題なく、学内あるいは学外のネットワークのどこかで不調が 起きていると思われます。

なお、インターネットは様々な業者が独立して運用しているネットワークを 相互につないでいるので、筑波大学外のネットワークに問題がある場合は 本学学術情報メディアセンターでは対処できない場合があります。 本学のネットワークに関する障害や停止などについては学術情報メディア センターのお知らせ( http://www.cc.tsukuba.ac.jp/notice/net/を参照し、 自分がネットワークを使えなかったのが全学的障害の影響かどうかを確認 するようにして下さい。

5. 障害時の連絡について

以上のような点について確認を行い、特に問題がないはずなのにネットワークが 使えないと言う時には以下の事項を調べ、印刷するかメモなどした上で ブランチ事務室に申しでるか、メールにて連絡して下さい。 その際、氏名と所属、メールアドレス(必要に応じてその他の連絡方法)を忘れずに お知らせ下さい。