• ダウンロード Google codeのWebPのページのDownloadから ソースコード(libwebp-*.tar.gz)をダウンロード. ちなみにビルド済みのライブラリ(libwebp-*-windows-x86.zip)もあるので,ビルドするのが面倒な場合はこちらを使う.
  • ビルド
    1. ダウンロードしたファイルを解凍.解凍したフォルダを$WEBPとする.
    2. Visual Studio コマンドプロンプトを立ち上げる.
      スタートメニュー -> Microsoft Visual Studio 2010 -> Visual Studio Tools -> Visual Studio コマンド プロンプト (2010)
    3. $WEBPに移動し,nmakeを使ってビルドする. nmakeでの構文は,
      nmake /f Makefile.vc [CFG=<config>] [OBJDIR=<path>] [RTLIBCFG=<rtlib>] [<target>]
      である.それぞれの引数は,
      • config : ビルドの種類
        release-static, debug-static, release-dynamic, debug-dynamic
        *-staticだとlibファイルのみ,*-dynamicだとlibとdllが作られる.
      • rtlib : ランタイムライブラリ
        static, dynamic
        staticだと "/MT" or "/MTd",dynamicだと "/MD" or "/MDd" がコンパイルオプションとして指定される.
      • path : objや生成されたlib,exeを出力するフォルダ.
      • target : ビルド内容
        clean, experimental
        何も書かなければビルドが実行される.
      • 例.ランタイムライブラリをマルチスレッドDLLにして,dllなしでビルド.
        nmake /f Makefile.vc CFG=release-static RTLIBCFG=dynamic OBJDIR=output
    4. ビルドが成功すれば,OBJDIRに指定したフォルダ内にrelease-static/x86などのフォルダができ, その中のlib,binフォルダにlib,dllファイルが生成される.
  • インストール
    • ライブラリファイル
      ビルドで*-staticを指定した場合は,
      libwebp.lib, libwebp_debug.lib
      *-dynamicを指定した場合は上記に加えて,dllファイルをそれぞれ実行フォルダ,ライブラリフォルダにコピー.
    • インクルードファイル
      $WEBP/src/webpフォルダをフォルダごとインクルードフォルダにコピー.
  • x64ビルド x64用にビルドするにはnmakeの出力ターゲットをamd64にする必要がある. 上記の手順2で通常のコマンドプロンプトを立ち上げ,vcvarsall.batに引数amd64を与えて実行する. Visual Studio 2010なら,
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" amd64
    とすることでnmakeのターゲットがx64(amd64)になるので, 後は上記の手順3以降を同様に行うと,release-static/x64などのフォルダにlib,dllファイルが生成される.

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Last-modified: 2024-03-08 (金) 18:06:08