卒業研究指導テーマ(研究室訪問の手引き)のロングバージョン?

 

2015年度の研究室紹介へのリンク

 

ロングバージョンというよりいくつかの補足ということで。

 

本研究室の特徴

メリット

1.  討論の力が付く。

 討論の力を付けるように指導しているつもりですし、もともと討論の力のある人を多めに採っている(そうでない人も混ぜています)せいもありますが、

皆さん議論をさせたら負けないようになります。

 

2.  就職先・進学先の状況は図情の平均に較べて良い。

 卒業研究がすすんでいる人ほど就職状況が良いようです。これには相関関係はあるものの、因果関係はないかも知れません。卒業研究を進める

力があるから、就活も無難にこなすのかも知れませんので。ただし企業の側も卒業研究の話題で、上手く乗って話せる人を評価しているような気もし

ます。

 

3.  ゼミでは対案が提示される。

 発表に対して批判を多く加える場合でも、私自身あるいは他のゼミ生からの意見で、対案を提示できるように努めています。したがって、卒業研究

が理由で留年するゼミ生は過去に出ておりません(就職できないため留年するとか単位不足で留年するケースはあります)。

 

4.  研究の楽しさが分かる。

 ゼミ生は非常に生き生きとしております。研究の楽しさは充分に味わえるゼミだと自負しております。

 

 

デメリット

1.4年の2学期頃になるとゼミ時間が長くなる。

 私はむしろ効率的なゼミ運営を望んでいるのですが、皆さんの突っ込みが鋭くなるので、時間が足りません。多くのよその研究室のように、指導教員が

学生の発表に対して一方的にコメントを付けて終わることも必要なのかな、と思うこのごろです。

 

2.研究の資料等の入手に時間やお金がかかる場合がある。

 ネット情報をコピペしたり、本や論文を寄せ集めて論文を作り上げるゼミもありますが、私の研究室では、理論や歴史を研究する場合を除いて、自分の

脚で稼ぐ、自前でオリジナルな情報や資料を揃えるケースが多くなります。よって、ある程度研究費で補助できる場合もありますが、基本的に研究費対応

できないケースも多いので、時間やお金が他のゼミに較べてかかる場合もあります。

 

3.公開性を求められる。

 基本的に、研究成果は公開することを拒まないという条件で、ゼミ生に採用しております。ただし、公開が被調査者とのトラブルを生じうるケースなどにおい

ては、公開を差し控えます。また大学院に進学し、卒論のネタをもっと発展させたいという場合も、差し控えます。

 

 

メリット?デメリット?

1.  夏休み、春休み等には、ほとんどゼミは行われません。→少し中間発表も最終発表も夏休み冬休み直後故2015年度の「研究室訪問の手引き」では変えています。

 夏休みの主体的な研究を望みますが、ゼミがないために怠けがちになる可能性があります。また、ゼミ合宿が青春の思い出だと考える人にとっても、あまり良く

ないゼミかも知れません。ただし自分たちの自由な時間を確保したい向きには最良のゼミでしょう。ただし夏休み中に必要な書類があれば、きちんとサインはしま

すし、個別に研究・就活その他で相談事があれば対応します。

 

2.  大学院生との交流が割と多いゼミです。

 先輩たちから色々な指導を受けたり、一緒に遊んだりできます。ただしお兄さま、お姉さまはうざいと思われる向きには、望ましくないゼミかも知れません。

 

3.  とにかく明るい(うるさい)ゼミです。

 ゼミをしていると、5階の廊下中に声が響き渡ります。元気です。はっきりいって近所迷惑なくらいです。一昨年度卒業した卒研生はたまたま女子ばかりだったため

もあり、男子院生から「かしまし娘」と命名され、当人たちも、そう自称するようになっていたほどです。ただし私後藤に似て、無口で一人静かに黙考するのが好き

な知的人間にとっては、生きづらいゼミかも知れません。もちろん大人しい人も必要で、そういう人の居場所も用意します。大人しいが一言一言に重みのある人も

歓迎します。

 

4.自由にテーマが選べます。

 社会学は森羅万象が扱える領域です。ただし方法はある程度決まってきますが。よって、自由にテーマが選べるというか、幅が広い領域です。ただし、自由である

が故の試行錯誤の多さというような、厳しさもあります。

 

 

 

過去の卒業研究テーマについて

 

4年前の卒研生のものは、当人たちの了承の上、

http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/2005SOTSUKEN.htmに載せました。

さらに5年前のものは

http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/2004SOTSUKEN.htmに載せてあります。

ちなみにテーマだけですが、3年前の卒研テーマは、

http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/2006sotsuken.htmに載っています。

そして一昨年度のテーマはhttp://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/2007gakugunzemisei%20teima%20ichiran.htmに出してあります。ちなみに一昨年度のディズニー

ランドについての研究は学群長表彰を受けました。

昨年度の4年生のテーマについては、http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/sotsukenteema2008.htmに載せてあります。

今年度のテーマは、http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~ygoto/sotsuken2009.htmです。

 

 

受け入れ条件について

 

「【望ましい条件】
・調査で研究を志す場合「質的調査法」「社会調査法(量的調査法)」はほぼ必須。」と書かせて頂きましたが、

今年度のゼミ4年生についても、これらの未履修者は少なくないので、私の希望であって、

とっていないと不利ということはありません。もちろん同じ程度の評価の学生さんの場合、履修済みの方が有利ですが、

要は、テーマの中身次第です。

 

 

 

ゼミの日程について

 

ゼミの日程調整の面から考えて、単位の取り残しの少ない人を希望しますが、3編生もいますし、必ずしもこれに拘るものではありません。

日程が上手く合わない人は、3学期には4年生のゼミや大学院のゼミに出て貰うことで対応することも考えられます。

 

 

スマイルポイント制度

 

就活その他でゼミを休むことは構いません。ただし「スマイルポイント」が貯まります。これは1ポイント貯まると大学院のゼミに1回出席しなければならないというものです。