図情メディア研究科パンフレット2015
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41教育研究分野藤澤 誠Makoto Fujisawaコンピュータグラフィックス,物理シミュレーション計算機の発達に伴いコンピュータシミュレーションが様々な場面で活用されている。その中でも特に物理法則に基づくシミュレーションに注目し、自然現象をコンピュータ内で再現することで、コンピュータグラフィックスアニメーションやインタラクティブなアプリケーション、拡張現実感などに応用する研究を行っている。▼授業科目画像・映像メディア処理▼授業科目ヒューマンコンピュータ・インタラクション知能システム研究三河 正彦Masahiko Mikawaロボティクス,インタフェイス,ロボットビジョンネットワークを介して、人間と人間、あるいは人間と機械間で円滑にコミュニケーションおよび共同作業を実現するには、音声や映像だけではなく、指し示す、触る、動かす等の実世界へ働きかける動作と、それらを知覚する機能の連携が重要である。そこで、ロボティクスを利用した知的システムまたは知的インタフェイスの研究を行っている。中井 央Hisashi Nakaiコンパイラ構成法,プログラミング近年、様々な要求に対応するために、新たなプログラミング言語を開発することはめずらしくない。また、携帯電話やゲーム機など、汎用のコンピュータ以外のためのプログラミングの要求も大きい。このため、プログラミング言語およびそのコンパイラの構成法について研究を行なっている。▼授業科目問題記述と形式化▼授業科目認知科学特論情報認知研究平賀 譲Yuzuru Hiraga認知科学,人工知能,音楽情報科学人間が音楽を聴き、楽しむ背景には、膨大で複雑な情報処理過程が存在している。そのような認知過程、特に高次の構造認識的な面を、コンピュータ上の認知モデル構築を通じて理解・解明することが主要なテーマであり、また音楽情報検索への応用なども取り上げる。ゲーム・パズルの解決過程など、他の認知過程のモデル化にも関心がある。永森 光晴 Mitsuharu Nagamoriディジタルライブラリ,セマンティックウェブディジタル図書館に関する研究を行っている。具体的には、メタデータの相互利用性や長期保存性を高めることを目的としたメタデータスキーマレジストリの研究や、メタデータスキーマに基づく応用ソフトウェアの構築支援環境の開発を行っている。▼授業科目セマンティックウェブ森嶋 厚行Atsuyuki Morishimaデータ工学,データベース高度計算機ネットワーク環境やユビキタスコンピューティング環境の出現などによる近年の計算機利用パラダイムの変化に対応して、これからの社会に必要とされる高度なディジタルコンテンツ管理、検索、統合、変換等を実現するための先端ソフトウエア技術の研究開発を行っている。主にデータベース関連技術やXML等のWWW関連技術などを用いたアプローチを行う。▼授業科目データ工学特論コンテンツ共有基盤技術研究西岡 貞一Teiichi Nishiokaメディア論,博物館情報・メディア論デジタルメディア環境に関して、メディア論やメディア教育の立場から研究を行っている。映像表現を学ぶワークショッププログラムに関する実践研究に取り組んでいる。Virtual RealityやAugmented Realityを応用してミュージアムの情報発信機能を拡大するデジタルミュージアムの研究に取り組んでいる。▼授業科目コンテンツ制作論コンテンツ形成手法研究宗村 泉*Izumi Munemura印刷メディア表現文化論, 印刷の歴史と表現技術研究 文化施設の展開と運営コミュニケーション・メディアの原点でもある印刷メディアの生い立ちから成熟期に至る過程を、文化・技術の両面から俯瞰的に考察。印刷文化とそれを実現した技術の変遷を研究することにより、デジタルメディアの将来の姿をより明確に理解する。また博物館の設立、運営を通じて培った、コンテンツの保存や展示手法、マネジメントなどを実践にもとづいて研究を行っている。▼授業科目メディア技術特論印刷メディア表現文化研究森田 ひろみHiromi Morita実験心理学,認知心理学心理実験手法を用いて人間の認知過程の基礎および応用的研究を行っている。研究対象は、視覚情報処理、視覚的注意、イメージ操作、連続的運動の学習、スクロール表示された文章の読み易さと眼球運動の関係、ホームページ閲覧の際の注意移動経路などである。▼授業科目認知科学特論寺澤 洋子Hiroko Terasawa音響合成,コンピュータ音楽,音楽心理学,音響学音を主な媒体とするマルチモーダルなコミュニケーションのモデル化を目標とし、「音色を媒体とした表現の理論化を行い、戦略的な応用につなげる」「音楽表現の認知プロセスを理解し、より効果的な情報表現を行う」等の視点から、音色知覚モデル、データ可聴化、音楽情動、音楽インタラクションの研究を進めている。音声・音響メディア処理▼授業科目松原 正樹Masaki Matsubara 人工知能, 認知科学, 音楽情報科学, 教育工学音と音楽に関する創造的活動の理解を目標とし,「コンピュータ上の認知モデル構築を通じて,人の認知プロセスを解明する」「人の創造的能力を外在化させる」「人と協調し,人の能力をサポート・拡張する」等の視点から,計算論的音楽学,メタ認知学習,聴取能力の熟達化,聴覚バイオフィードバック,演奏支援の研究を行っている。

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