以下に示す3元連立方程式を考える. ![]() 係数行列の対角成分 ![]() が導かれる.
![]() ここで, このようにして解を求める方法がヤコビ反復法である.
解が収束したかどうかは ![]() また,相対誤差を用いた場合は, ![]() ここで また,反復法で問題となるのは収束するための条件である. そもそも収束しないのであれば反復を繰り返しても解が発散するだけである. 収束条件を上記の反復式から導出する. まず,反復式を以下のような形で表す. ![]() 反復回数が十分大きい数 ![]() この2つの式から以下が導かれる. ![]()
![]() 反復式から係数行列の要素を使って表すと, ![]() この式より,係数行列 ヤコビ反復法の実装†ヤコビ反復法をC++で実装した例を以下に示す.
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