Projection法で ![]() ここで, 近似解 ![]() いま, ![]() とすると, ![]()
![]()
![]() 両辺に ![]() Arnoldi法より実行列の場合, ![]()
![]() まとめると, ![]() この式に基づき近似解を求める方法がFOM(Full Orthogonalization Method)である. FOMの手順†FOMで
![]() この式の導出を以下に示す. まず,残差ベクトルは, ![]() と表される.いま, ![]()
![]() よって,残差の大きさは以下となる. ![]() この式を使って残差を求め,それを反復終了条件とすればよい. FOMの拡張†FOMの計算コストは FOM(m)†FOMの拡張の一つでRestarted FOMである.FOM(m)のアルゴリズムは,
mが設定した上限値に達するか,残差が十分小さくなるまで,2,3を繰り返す. IOM†グラム・シュミット法において, ![]() と変更する.これをincomplete orthogonalizationといい,これを用いたFOMを IOM(Incomplete Orthogonalization Method)という. DIOM†IOMにおいて問題となるのは, IOMでi=j-k+1〜jとしたことで, ![]() まず ![]() DIOMでは ![]() であり, ![]() いま, ![]() とおくと以下のように変形できる. ![]()
これらのことを使って式を書き換えると, ![]() ここで, ![]() |