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旧Webサーバ上のWebページ,旧UNIXサーバ上のホームディレクトリ,旧Windowsサーバ上のマイドキュメント,旧メールサーバ上のメールフォルダの移行方法を説明します.
ホームディレクトリ uniのホームディレクトリのデータを移行する
マイドキュメント toroのマイドキュメントのデータを移行する
メールフォルダ anagoのメールフォルダ,メールスプールのデータを移行する
業務用Web uniの/www_aのデータを移行する
個人用Web uniの/wwwのデータを移行する
uni上のホームディレクトリに置かれていたファイルの移行方法です.
tachibanaの/moving/uni/home以下にuniの/home以下 (2月18日夜から翌朝にかけてのデータ)をコピーしました. 事故を防ぐため,/moving以下のファイルはアクセス権に関わりなく, 削除することも変更することもできません.
tachibana(MacOS X) と uni(HP-UX) ではファイル名の処理方法に違いがあるた め,一部のファイル名を変更しています.本来ファイル名に含まれるとは想定さ れていない文字が含まれているものについてはコピーできませんした.変更され たファイル名やコピーに失敗している可能性のあるファイルは以下のようになり ます.
MacOS X では原則としてファイル名の大文字と小文字が区別されないため,つ づりが同じで大文字と小文字の違いで別のファイルの名前としている場合には一 方のファイル名の末尾に「-renamed-1234567890」(「1234567890」の部分はファ イルによって異なる番号がつきます)を付加しています. 例えば、「Makefile」と「makefile」,「README」と「ReadMe」などのような場 合が該当します.
制御文字(文字コード 0x00〜0x20, 0x7f)やシフトJISによる日本語などがファ イル名に含まれていると,コピーに失敗していることがあります.
Mac OS X ではファイル名の文字コードに UTF-8(Unicode)を使用するため,日 本語のファイル名は可能な限り UTF-8にコード変換しています.(ファイルの中 身については変換などは行っていません.)
ディレクトリについても名前についてはファイルと同様です.ただし,更新日 時はコピーした時点のものになっており,アクセス許可も rwxrwx---,つまり所 有者とグループ(通常所有者と同一)以外にはアクセスできないようになってい ます.
シンボリックリンクや名前付きパイプについてはコピー困難であったため,同 じファイル名のテキストファイルで代用し,その内容として「ls -l」で表示さ れるものとほぼ同じ情報を格納してあります.
tachibanaでは,ホームディレクトリは誰もが読み取れるように設定されているので,
コピー先として非公開のディレクトリ(ここではDocuments)に移動します.
[tachibana:~] z220% cd Documents
次に,Documents内にファイルをコピーします.
ここでは,設定ファイルを除く,全てのファイルをコピーする例を示します.
(z220は自分のユーザ名に置き換えてください)
[tachibana:~/Documents] z220% cp -pr /moving/uni/home/x/z220/* ./
toroのマイドキュメントに置かれていたファイルの移行方法です.
tachibanaの/moving/toro/以下にtoroのマイドキュメントとユーザプロファイル (2月28日夜から翌朝にかけてのデータ)をZIPアーカイブとしてコピーしました. ファイル名は「ユーザ名-home.zip」と「ユーザ名-profiles.zip」(例えば,a123-home.zipとa123-profiles.zip)です.ユーザ自身しか読めません.
これらのファイルをscpまたはsftpなどの方法で,WindowsをOSとしているPC上にコピーして,ZIPアーカイブを展開してください.Windows MeまたはWindows XPであれば,圧縮フォルダ として,そのまま中のファイルを読めるはずです.ただし,ファイルの大きさが数百メガバイトに及ぶユーザがいるので,自分のファイルの大きさとネットワークへの接続速度についてはご注意ください.
ユーザプロファイルには,IEのブックマークやOutlookのアドレス帳,IMEのユーザ辞書などが保存されています.それぞれの保存場所については各製品のマニュアルやヘルプをご参照ください.
旧メールサーバ上のメールフォルダとメールスプールの移行方法です.
tachibanaの/moving/anago/home/x/mail/以下に旧メールサーバの メールフォルダ (2月28日夜から翌朝にかけてのデータ)をコピーしました. これはIMAPあるいはPOPによって最低一度はアクセスされて, メールフォルダとして格納されていたメールです. 受信箱はmboxという名前で,IMAPでフォルダを作っていた場合はそれぞれのフォルダに相当する名前のファイルが複数あるはずです. mbox形式で保存されています.
tachibanaの/moving/anago/mail以下に旧メールサーバの メールスプールをコピーしました. ファイル名はユーザ名(例えばa123)です. これはIMAPあるいはPOPによって一度もアクセスされないまま, メールサーバのスプールに残されていたメールです. これもmbox形式で保存されています.
これらのファイルを,scpやsftpなどの方法でPC上にコピーしてください. ほとんどのメールクライアントはmbox形式のメールフォルダからメッセージをインポートすることができます.その方法はマニュアルやヘルプでご確認ください.
uni上で/www_a以下のディレクトリにWebページを置いていた方は,この項の移行方法を読んでください.
tachibanaの/www/slis以下にuniの/www_a/http/docs以下 (2月18日夜時点のデータ)をコピーしました
コピー作業の都合で,一部のファイル名,ディレクトリ名 が変わっている可能性があります.詳しくは,ホームディレクトリの移行の項をご覧下さい.
サイト全体で設定するIPアドレスベースのアクセス制限は(ulisonly)は 廃止しました.ただし,同 様の制限をディレクトリ毎に設定することは可能です.[方法]
/www/slis/とは別に移行作業用の作業用ファイルとして/moving/uni/www_a/docsという ディレクトリに28日夜時点のuniの/www_a全体がコピーされています.作業中に 誤って削除したファイルの復元等,必要に応じてご利用下さい. (2月18日夜時点のコピーも/moving/uni/www_a.20060220/で参照可能です)
uni上で/www以下のディレクトリにWebページを置いていた方は,この項の移行方法を読んでください.
tachibanaの/moving/uni/www以下にuniの/www以下 (2月18日夜時点のデータ)をコピーしました. 事故を防ぐため,/moving以下のファイルはアクセス権に関わりなく, 削除することも変更することもできません.
コピー作業の都合で,全てのディレクトリのアクセス権が変わっています. groupには「変更(rwx)」,other には「読み取り不可(---)」の権利を一律に与えてあります.また一部のファイル名 が変わっている可能性もあります.詳しくは,ホームディレクトリの移行の項をご覧下さい.
最初に,ホームディレクトリに公開用ディレクトリを作成してください.
[tachibana:~] z220% mkdir public_html
次に,公開用ディレクトリ内にファイルをコピーします.
ここでは,設定ファイルを除く,全てのファイルをコピーする例を示します.
[tachibana:~] z220% cd public_html
[tachibana:~/public_html] z220% cp -pr /moving/uni/www/x/z220/public_html/* ./
この時点で,コピーしたファイルにWebでアクセスできるようになります. http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~z220/のようにアクセスしてみましょう.
サイト全体で設定するIPアドレスベースのアクセス制限は(ulisonly)は 廃止しました.ただし,同 様の制限をディレクトリ毎に設定することは可能です.[方法]