募集人数
人と音の情報学研究室は、平賀グループ・寺澤グループの 2 グループからなる研究室です。募集している人数は研究室全体で 5 名です。
研究テーマ
卒業研究では、グループの専門性に沿った研究テーマを、教員と相談して決めることになります。全体的な研究領域については、Research をご覧ください。
平賀グループ
私自身の研究上の関心の大もとは、人間が物事を考えたり感じたりする過程を、コンピュータ上でモデル化することを通じて理解したいという点にあります。具体的な対象の主たるものとして音楽が、また他にも知能ゲームやパズルがあります。音楽は極めて理知的・論理的な側面がある一方で、直接人間の情動や感情に訴えかけるものでもあります。楽曲がどのような構造を持っており、それを人間がどう認識して、さらにどう情動面に結びつくかを解明するのが研究の目標です(例えば主題と変奏の関係など)。他に楽器音の分析にも取り組んでいます。卒研生用ページも参考にしてください。
寺澤グループ
音は、情報を伝え、心に響くメディアです。音を通じて、音楽が楽しいな、綺麗だな、と思ったり、会話を理解したり、相手の様子を察したりすることができます。様々な音色、たくさんの音が混ざり合い、空間で響くことが、私たちの心のなかでどのように知覚・認知され、どのような情動・行動が生じるか、応用的・実際的な事例を通じて研究しています。音響合成、データ可聴化、音のデザイン、音色知覚、音のインタラクション、音楽情動、障害者を対象とした音メディアの利活用などが専門分野です。2020 年度は、音楽演奏の計測、データ可聴化、および聴覚障害者・高齢難聴者による環境音と音楽の知覚と認知などのテーマに力を入れていくつもりです。研究期間を 3 年ほど見積もっているため、大学院に進学し、継続的に研究に取り組む意欲のある方を優先的に受け入れたいと思います。スキルとしては、信号処理、音合成、心理測定、実験計画、統計分析などが身に付きます。
研究方針
卒業研究の方針はグループで異なります。
平賀グループ
卒研生用ページをご覧ください。
寺澤グループ
- 学類・大学院ともに国内学会・国際会議・ジャーナルで発表できるような研究成果を達成することを目標とする。
- 学生は楽しく主体的に研究を進める。教員は最大限のサポートをする。
- 研究室のメンバーとして、自分で考えて議論・提案を積極的に行うこと。
- 病気のときは休むこと。また、長期休暇は事前にプラニングしてしっかり遊ぶこと。
- 研究テーマは学生が自由に設定することも可能だが、エントリー前(見学・面談期間中)に教員と相談することを必須とする。
研究室説明会
配属を希望する方は、第 1 回・第 2 回のいずれかの説明会に参加してください。どちらも参加できない場合は、教員に直接連絡をとってください。
第 1 回説明会〈終了〉
から 7B203 にて開催
第 2 回説明会〈終了〉
から 7B203 にて開催
オープンラボ〈終了〉
普段の様子を見てもらうために、研究室を自由に見学したり、学生に自由に質問したりできる日を設けています。 から および から まで、7D421 で行っておりますので、気軽にお越しください。
定例ゼミ
平賀グループ・寺澤グループ合同のゼミを、休講日を除く毎週火曜日の から まで、7B203 で行っております。見学自由ですので、ぜひお越しください。
2019 年度卒業研究中間発表〈終了〉
4 年次の学生が卒業研究の中間発表会に参加します。 から 7A105 で行われますので、ぜひご聴講ください。
面談
配属にあたって、指導を希望する教員と面談を行ってください。指導希望教員が決まっていない場合、両者と面談することも可能です。面談可能な日程を卒研配属生向けカレンダーで確認のうえ、スケジュールを教員にメールしてください。面談時は自己プロフィールと成績証明書を必ず持参してください。
教員連絡先
- 平賀|hiraga [at] slis.tsukuba.ac.jp
- 寺澤|terasawa [at] slis.tsukuba.ac.jp