震災関係資料保存の取り組み |

震災関係資料保存の取り組み

図書館情報メディア系は、福島県双葉町と共同で東日本大震災の関連資料の保全及び調査研究に取り組んでいます。

福島県双葉町は、東日本大震災と東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故のため、今なお全町民が町外へ避難を強いられています。町域の96%に及ぶ帰還困難区域の中には東日本大震災当日の避難所の跡が今なお残されており、双葉町では『復興まちづくり計画(第一次)』に基づく事業計画(実施計画)の中で震災の記憶や記録の収集・保全事業に取り組んでいます。2013(平成25)年6月、図書館情報メディ系と双葉町教育委員会は、この未曾有の大災害の記憶・記録を未来へ残すため、双葉町が保有する震災関係資料の保全及び調査研究に連携して取り組む協定を締結しました。

この協定に基づき、図書館情報メディア系では、附属研究機関である知的コミュニティ基盤研究センターの主要活動として、白井哲哉教授を中心に震災関係資料の保全及び調査研究に取り組んできました。この活動は、現在における災害の失われがちな記憶・記録の継承に着眼した点で、従来の文化財の救出保全やデジタルアーカイブ化とは一線を画するものです。重要な記録や情報を評価選別して後世に残すことは、図書館情報学やアーカイブズ学の基本使命であり、筑波大学は、この分野における日本最大の教育・研究機関として、この活動に注力しました。なお、この活動は筑波大学「復興・再生支援プログラム」にも採択されています。

詳しくは,「福島県双葉町の東日本大震災関係資料を将来へ残す」を是非ご覧ください。

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