国際研修
9月7日及び8日、研修者は筑波大学マレーシア校の教職員とともに大学進学フェアに参加し、2024年9月に開校した筑波大学マレーシア校の広報活動に従事しました。研修者は数千人の来場者に対し、パンフレットの配布やマレーシア校の説明を行い、多くの方にマレーシア校を知っていただく機会となりました。来場者の中には日本へ留学したいという方もおり、研修者は筑波大学の英語プログラムや人間総合科学研究群情報学学位プログラムへの留学についてもアピールを行いました。
9月9日、研修者はマレーシアのトップ大学であるマラヤ大学(全学交流協定校)を訪問し、コンピュータサイエンス・情報技術学部(Faculty of Computer Science & Information Technology)及び中央図書館を見学しました。研修者はコンピュータサイエンス・情報技術学部事務職員と活発な意見交換を行い、産業界との積極的な連携や留学生の獲得戦略等、参考にすべき点を多数認識した一方、財源の確保に苦慮している点等、共通の課題を抱えていることも認識しました。また、研修者は同学部施設の見学では、講堂や教室だけでなく、学生休憩スペースやイスラム教徒のための礼拝室を見せていただくことができ、今後の本学における施設利用を考える上で大変参考になりました。
マラヤ大学中央図書館では、図書配架スペースの不足に対応すべく「1.5階」を増設したこと、大学院生や障害のある学生向けにスマートフォンから予約できる研究個室を多数設置していること、SDGs「3 すべての人に健康と福祉を」への対応として図書館内にフィットネスバイクを設置していることなど、柔軟な施策が多数行われていました。
報告会
9月27日、図書館情報メディア系長、情報学学位プログラムリーダー、情報学群長及び支援室職員に向けた研修報告会が開催されました。図書館情報エリア支援室長の開会挨拶の後、研修者による報告が行われました。その後、大学進学フェアで印象に残った質問や現地での食事等について活発な質疑応答があり、最後に、図書館情報メディア系長、情報学学位プログラムリーダー、情報学群長から、研修者に対してコメント及び今後の業務への激励をいただきました。報告会は研修成果を教職員に共有する有意義な機会となりました。
関連リンク
(筑波大学マレーシア校教職員及び研修者)