米国・ワシントン大学(University of Washington)のInformation School研究科長が筑波大学春日エリアを訪問しました。
2025年5月2日、米国・ワシントン大学(University of Washington)、Information School研究科長および教授であるAnind K.Dey博士が筑波大学を訪問し、特別講演会を開催しました。
ワシントン大学Informational Schoolは強力な情報学研究で知られており,QSランキングのLibrary and Information Science分野において世界2位(米国1位),また修士課程プログラムも同分野においてBest Graduate Schoolランキングで全米1位と評価されています.本学と同様に、世界各国の研究大学における情報学教育研究機関によって構成される世界的組織「iSchool」の加盟校でもあります。
当日は、森嶋厚行図書館情報メディア系長、鈴木健嗣システム情報系長との間で、iSchoolの今後や国際AI研究に関する意見交換が行われ、その後、Dey博士による特別講演会がメディアホールで開催されました。
「Using Everyday Routines as a Resource for Understanding Behaviors and Making Recommendations 」と題した講演では、人間の習慣的な行動データの分析を通じた行動理解および行動変容を促す技術の可能性と課題について論じられ、50名を超える学生・教員が参加し、活発な質疑応答が展開されました。
その後、落合研究室,関研究室,融合知能デザイン研究室(森嶋・伊藤研究室)を訪問され、各研究室の研究について教員および学生から説明を受けました。学生にとっても、第一線で活躍する研究者との交流は大変有意義な機会となりました。
今回の訪問を通じて、本学とワシントン大学との間におけるiSchoolを基盤とした教育・研究の連携が深まり、今後の国際的な学術交流の発展が期待されます。
Anind K.Dey教授と森嶋厚行図書館情報メディア系長
講演会の様子