米国・イリノイ大学(University of Illinois)のSchool of Information Science 副研究科長が筑波大学春日エリアを訪問しました。
2025年6月3日、米国・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(University of Illinois Urbana-Champaign)、School of Information Science 副研究科長および教授であるJ. Stephen Downie博士が筑波大学を訪問し、特別講演会を開催しました。
イリノイ大学はコンピュータサイエンス、工学、電気工学などの分野で世界的に高い研究力を有し、School of Information Scienceは1996年から全米1位の評価を維持しています。学際的な教育・研究を特色とし、ゲーム研究、データサイエンス、デジタル人文学などの先進的分野にも注力しています。また、本学と同様、世界各国の研究大学における情報学教育研究機関によって構成される国際的ネットワーク「iSchools」の加盟校でもあります。
当日は、森嶋厚行図書館情報メディア系長より、筑波大学およびiSchoolsアジア太平洋支部の取り組みの紹介と,今後のInformation ScienceコミュニティおよびiSchools全体の運営に関する議論が行われ、その後、Downie博士による特別講演会がメディアホールにて開催されました。
「Making More Sence with Machines : AI in the Library」と題した講演では、イリノイ大学School of Information Scienceの概要に加え、HathiTrustを活用した研究や、物語に登場するキャラクターのAI分析、映画ジャンルの自動分類など、先進的な研究事例が紹介されました。
続いて、上保研究室,山本研究室および融合知能デザイン研究室(森嶋・伊藤研究室)を訪問され、各研究室の研究について教員および学生から説明を受けました。学生にとっても、第一線で活躍する研究者との交流は大変貴重な機会となりました。
今回の訪問を通じて、本学とイリノイ大学との間におけるiSchoolsを基盤とした教育・研究の連携が深まり、今後の国際的な学術交流の発展が期待されます。
J. Stephen Downi教授と森嶋厚行図書館情報メディア系長
筑波大学の紹介
講演会の様子