中国・上海図書館から館長Chen Chao氏を含む訪問団が筑波大学春日エリアを訪問しました。
2025年9月9日、中国・上海図書館より、館長Chen Chao氏を含む訪問団が筑波大学春日エリアを訪問しました。
上海図書館は中国最大級の公共図書館であり、約5,700万冊の蔵書を有しています。1952年に設立され、公共サービスに加え研究者向けサービスも担う研究志向の公共図書館として機能しています。2022年には新館「Shanghai Library East」が開館し、延床面積115,000 ㎡という中国最大規模の単棟図書館として、市民の文化活動やデジタルリソースの整備を通じてアート、文化、テクノロジーを融合した学びの場となっています。本系とは1999年から国際交流協定を結び、これまで学生の派遣や本学への訪問など度々交流を重ねてきました。
当日は、森嶋厚行図書館情報メディア系長より、本学の教育・研究組織の概要や、iSchoolを紹介するプレゼンテーションが行われ、訪問団の皆様に本学への理解を深めていただきました。
その後の意見交換では、知識情報・図書館学類の国際インターンシップの取り組みや、インターンシップ先との交流実績を紹介しました。上海図書館からは、同館が進める先進的なデジタル技術を活用した図書館サービスについて説明があり、今後の連携の可能性として、国際インターンシップに関する新たなプログラムの構築など、多岐にわたる具体的な提案がなされ、大変活発な議論が交わされました。
最後に、一行は図書館情報学図書館を見学され、本学の学術的環境にも触れていただきました。
今回の訪問は、双方の理解を深める大変有意義なものとなりました。今後、両機関の協力関係をさらに発展させ、図書館情報学分野におけるグローバルな教育・研究の推進に貢献していくことが大いに期待されます。
鈴木佳苗教授による国際インターンシップに関する説明
左:森嶋厚行系長 右:上海図書館館長Chen Chao氏
集合写真
図書館情報学図書館での見学