4.グループで学ぼう
状況:
図書館の2階を入って左奥にセミナー室という部屋がある。長机と椅子、黒板やホワイトボードがあり、グループ学習のために誰でも利用することができる。防音扉もあるため、図書館内で声を出したディスカッションできる場となっている。
問題:
広報があまりされておらず、セミナー室が誰でも利用できるということが知られていないためあまり利用されていない。机のサイズが広すぎて向かい合って話をするのに不適。他にも椅子があまり置けないなど、什器が使いづらい。
フォース:
図書館の利用者の多くは、図書館が静かなところであると思い込んでいる。そのため、図書館内にグループ学習のための空間が存在するとは思わない。また、グループ学習を行なう場所として、他にもラーニングコモンズがある。
解決策:
セミナー室を利用したイベントを開催するなど広報に務める。また、グループ学習が定期的に行われるラーニングコモンズに、「もっと喋りたければグループ学習室へ」というサインを表示することも考えられる。他にも、目立つところに利用を促すポスターを貼ったり、カウンター等で案内を行ったりすることや、ウェブページを通しての広報を行い、広くユーザーに知ってもらう。ホワートボードを使ってパーティッションにすることで、複数のグループで学習ができるようになる。
結果:
セミナー室の利用形態の多様性が広がり、利用が増える。